つめたい彫刻 

 撮影当日、雑誌の写真を見せてイメージを伝えると、お世辞にも美しいとは言い難い日本髪にされてしまった。髪飾りをつけるまではどこからどう見てもサ○エさんだったので不安でいっぱいだった。日本髪用の美しい髪飾りをつけると、どうにか○ザエさんを脱することができたので、それから落ち着いた色のレトロな振袖を着付けてもらい、わたしはカメラの前に立った。「レトロな写真にしたいです」とカメラマンさんに話したところ、暗い茶の背景でセピア調の写真を撮ってくれた。
 上がってきた七十六枚という大量の写真から、たった三枚に絞り(予算の関係上)、プリントをお願いした。完成した写真は十二月の初旬に届く予定だそうだ。楽しみなような、恐ろしいような。
 写真を選ぶあいだ、どれを見てもあまりに丸い自分の輪郭に鬱々とした気分であった。

 明日はラフォーレにて、分島花音のイベント出演がある。彼女の出番は五時前後。先日の初ライヴに引きつづき、わたしはそっと見守っていようと思う。輝かしい舞台になることを祈って。

 月曜までに読了しなくてはならないデカルトの方法序説が手強い。デカルト強い。倒せない。


FC2 Blog Ranking

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://scenethrough.blog10.fc2.com/tb.php/52-fc1c817a